第1章 kdump について

1.1. kdump と kexec について

Kdump とは、システムのメモリー内容を保存して後で分析できるようカーネルのクラッシュをダンプするメカニズムを指します。kexec に依存します。kexec は別のカーネルのコンテキストから Linux カーネルを起動、BIOS を迂回して通常は失われてしまう 1 番目のカーネルメモリーの内容を維持することができます。
システムクラッシュが発生すると kdump は kexec を使って 2 番目のカーネルで起動します (キャプチャーカーネル)。この 2 番目のカーネルはシステムメモリーの予約部分に収納されていて 1 番目のカーネルからはアクセスできません。2 番目のカーネルは起動するとクラッシュしたカーネルメモリーの内容 (クラッシュダンプ) をキャプチャーして保存します。