第2章 kdump のインストールと設定

2.1. kdump のインストール

多くの場合、新しい Red Hat Enterprise Linux 7 のインストールで kdump サービスはデフォルトでインストールされます。グラフィカルインターフェースまたはテキストインターフェースを使って対話式のインストールを行っている場合、Anaconda インストーラーに kdump の設定画面があります。インストーラーの画面には Kdump というタイトルが付けられ、メイン画面の インストールの概要 からアクセスすることができます。行える設定については制限があり、ここでは kdump を有効にするかどうかと予約するメモリーサイズの選択を行うことができます。kdump のメモリー要件については 「kdump メモリー要件」 を参照してください。インストーラーの kdump 設定画面については Red Hat Enterprise Linux 7 インストールガイド で説明しています。

注記

Red Hat Enterprise Linux の旧リリースでは Firstboot ユーティリティーで kdump の設定を行うことができました。このユーティリティーは インストールの終了後、システムをはじめて再起動すると自動的に実行されていました。Red Hat Enterprise Linux 7.1 からは kdump の設定がインストーラー内に移動しています。
カスタムのキックスタートを使ったインストールなど一部のインストール方法ではデフォルトで kdump をインストールしないまたは有効にしない場合があります。このような場合、kdump を追加でインストールするには root で次のコマンドをシェルプロンプトから実行します。
# yum install kexec-tools
kdump とその他必要なパッケージがすべてインストールされます。システムにアクティブなサブスクリプションがある、またはシステムのアーキテクチャーに応じた kexec-tools パッケージが収納されたカスタムのリポジトリーがあると前提されています。

注記

システムに kdump がインストールされているか分からない場合は rpm を使うと確認できます。
$ rpm -q kexec-tools
この他、グラフィカルな設定ツールもあります。ただし上記のコマンドを使った場合、デフォルトではグラフィカルな設定ツールはインストールされません。グラフィカルな設定ツールをインストールする場合は次のコマンドを root で実行します。グラフィカルな設定ツールの詳細は 「グラフィカルユーザーインターフェースでの kdump の設定」 を参照してください。
# yum install system-config-kdump
Yum パッケージマネージャーを使って Red Hat Enterprise Linux 7 に新しいパッケージをインストールする方法については Red Hat Enterprise Linux 7 システム管理者のガイド を参照してください。

重要

現在実装されている Intel IOMMU ドライバーの制限により kdump サービスでコアダンプイメージのキャプチャーが行えないことがあります。kdump を Intel アーキテクチャーで確実に使用するため IOMMU サポートは無効にすることをお勧めします。