第10章 IBM Power Systems でのインストールの起動

IBM Power Systems サーバーを DVD から起動するには、システム管理サービス (System Management Services) (SMS) メニューでインストールブートデバイスを指定する必要があります。
システム管理サービス (System Management Services) GUI に入るには、ブートプロセスでチャイムが聞こえている間に 1 キーを押します。これにより、このセクションに説明してあるグラフィカルインターフェースと同様の画面が立ち上がります。
テキストコンソール上では、セルフテストでテスト済みのコンポーネントと一緒にバナーが表示されている時に 1 を押します。
システム管理サービスのコンソール

図10.1 システム管理サービスのコンソール

SMS メニュー内に入ったら、ブート・オプションの選択 (Select Boot Options) からオプションを選びます。このメニュー内で、インストール・デバイスまたは ブート・デバイスの選択 (Select Install or Boot a Device) を指定し、CD/DVD を選択したらバスタイプを選びます (ほとんどの場合、SCSI) 。よくわからない場合は全デバイスの表示を選択できます。ネットワークアダプターやハードドライブなど、ブートデバイスに使用できるバスがすべてスキャンされます。
最後に、インストール DVD を収納しているデバイスを選択します。ブートメニューが読み込まれます。

重要

IBM Power Systems サーバーは主にテキストコンソールを使用するため、Anaconda は自動的にはグラフィカルインストールを開始しません。ただし、グラフィカルなインストールプログラムの方が機能やカスタマイズ性に優れているため、システムにグラフィカルなディスプレイが備わっている場合はグラフィカルインストールの使用をお勧めします。
グラフィカルインストールを開始するには、inst.vnc 起動オプションを渡します (リモートアクセスを有効にする を参照)。

10.1. ブートメニュー

起動用メディアからの起動が完了すると、ブートメニューが表示されます。ブートメニューにはインストールプログラムの起動以外にもいくつかのオプションが表示されます。60 秒以内に何のキーも押さなければデフォルトの起動オプションが実行されます (白色で強調表示されているオプション)。デフォルトで起動する場合は 60 秒待つか Enter を押します。
起動画面

図10.2 起動画面

デフォルト以外のオプションを選択する場合は、キーボード上の矢印キーを使います。目的のオプションを強調表示したら Enter を押します。
特定のメニューエントリーの起動オプションをカスタマイズするには、e キーを押してコマンドラインにカスタムの起動オプションを追加します。準備が整ったら Ctrl+X を押して修正したオプションを起動します。
他の起動オプションについては、20章起動オプション を参照してください。
ブートメニューのオプション
Install Red Hat Enterprise Linux 7.0
グラフィカルなインストールプログラムを使ってコンピューターに Red Hat Enterprise Linux をインストールする場合にこのオプションを選択します。
Test this media & install Red Hat Enterprise Linux 7.0
デフォルトのオプションになります。インストールプログラムを開始する前に、インストールメディアの健全性をチェックするユーティリティが起動します。
Troubleshooting
様々なインストール関連の問題解決に役に立つオプションが用意された別のメニューにアクセスします。強調表示した状態で Enter を押すとメニュー内容が表示されます。
トラブルシューティングメニュー

図10.3 トラブルシューティングメニュー

Install Red Hat Enterprise Linux 7.0 in basic graphics mode
インストールプログラムがビデオカード用の正しいドライバーを読み込むことができない場合でも、このオプションを使用すると Red Hat Enterprise Linux をグラフィカルモードでインストールすることができます。Install Red Hat Enterprise Linux 7.0 オプションの使用時、画面表示が歪んだり何も表示されなくなってしまう場合は、コンピューターを再起動してからこのオプションでやり直してみてください。
Rescue a Red Hat Enterprise Linux system
正常に起動できないインストール済みの Red Hat Enterprise Linux システムの問題を修復する場合にこのオプションを選択します。このレスキュー環境には、こうした多様な問題を修復するためのユーティリティプログラムが用意されています。
Run a memory test
システムでメモリーテストを実行するオプションです。詳細については 「メモリー (RAM) テストモードを読み込む」 を参照してください。
Boot from local drive
インストールが完了した 1 番目のディスクからシステムを起動するオプションです。誤ってインストールディスクから起動してしまった場合、このオプションを使用するとインストールプログラムを起動させず直ちにハードディスクから起動させることができます。