第15章 Swap 領域

15.1. Swap 領域とは?

Linux に於ける Swap 領域 は、物理メモリー (RAM) の容量が満杯になった時点で使用されます。システムが更なるメモリーリソースを必要として、 RAM が満杯である場合、メモリー内の活動していないページが swap 領域に移動されます。Swap 領域は RAM の容量の一部としてマシンを支援しますが、より大容量の RAM の代用として考慮すべきではありません。swap 領域は、ハードディスク内に配置してありますが、そこでは物理メモリーよりもアクセスが遅くなります。
Swap 領域は専任の Swap パーティション (推奨)、Swap ファイル、あるいはその両方の組み合わせとして使用できます。
Swap は、物理 RAM サイズが 2 GB までは、物理 RAM の2倍として、2 GB を超えると、1物理 RAM ごとに同量を追加します。ただし 32 MB を下回ることはできません。

例15.1 Swap RAM

以下の場合:
M = Amount of RAM in GB、S = Amount of swap in GB
If M < 2
	S = M *2
Else
	S = M + 2
この数式を使うと、2 GB の物理 RAM を持つシステムは、4 GB の swap を持つことになり、3 GB の物理 RAM を持つシステムは 5 GB の swap を持つことになります。後日に RAM をアップグレードする予定の場合には、大きめの swap 領域のパーティションを作成すると、後で役に立ちます。
極めて大容量の RAM (32 GB以上) を持つシステムでは、多分上記基準より少なめの swap パーティション (物理 RAM の 1 倍、またはそれ以下)で十分でしょう。

重要

swap 領域として割り当てたファイルシステムおよび LVM2 ボリュームは使用中に修正してはいけません。システムプロセスやカーネルが swap 領域を使用している場合に swap への修正の試みはいずれも失敗します。swap の使用量とその使用場所を確認するには、freecat /proc/swaps のコマンドを使用します。
Red Hat では、システムを rescue モードでブートして swap 領域を修正されるように推奨しています。rescue モードでのブート方法の案内については、インスト-ルガイドを参照して下さい。ファイルシステムのマウントを催促された時には、Skip を選択して下さい。