9. ネットワーキング

9.1. 複数キューのネットワーキング

ネットワークデバイス上で転送される全てのデータパケットは CPU が完了すべきプロセッシングを表します。Red Hat Enterprise Linux 6 の低レベルネットワーク実装により、ネットワークデバイスドライバーはネットワークパケットプロセッシングを複数のキューに分割できるようになります。 これらのプロセスを分割することにより、システムは最近のシステム上に存在する複数プロセッサと CPU コアをもっと良く活用できるようになります。

9.2. IPv6 (Internet Protocol version 6)

次世代の IPv6 (Internet Protocol version 6) 仕様は IPv4 (Internet Protocol version 4) の後継として設計されています。IPv6 は 拡張したアドレッシング機能、フローラベル付け、及び簡素化したヘッダ形式など、IPv4 に対して広範囲な改善を持っています。

9.2.1. 楽観的重複アドレス検出(Optimistic Duplicate Address Detection)

DAD (Duplicate Address Detection) は IPv6 の Neighbor Discovery Protocol 部分の機能です。精確には DAD は IPv6 アドレスが既に使用中かどうかのチェックの役目を持っています。Red Hat Enterprise Linux は、楽観的 DAD(DAD の速度最適化)を収納しています。

9.2.2. Intra-Site Automatic Tunnel Addressing Protocol

Red Hat Enterprise Linux 6 では Intra-Site Automatic Tunnel Addressing Protocol (ISATAP) 用のサポートが特徴の1つです。ISATAP は IPv6 ルータとホストを IPv4 ネットワークインフラストラクチャ上に接続するためのメカニズムを提供することにより、IPv4 から IPv6 への移動を 支援するように設計されています。

9.3. Netlabel

Netlabel は Red Hat Enterprise Linux 6 内のカーネルレベルの新しい機能であり、Linux Security Modules (LSM) のためのネットワークパケット ラベル付けサービスを提供します。netlabel を使用してデータパケットにラベルを付けると、LSM が来信するネットワークパケットに対してセキュリティ要求の強制を向上します。

9.4. Generic Receive Offload

Red Hat Enterprise Linux 6 の低レベルネットワーク実装は、Generic Receive Offload (GRO) のサポートをその特徴の1つとして収納しています。 GRO システムは、CPU で実行されるプロセッシングの量を低減することにより来信ネットワーク接続のパフォーマンスを向上します。GRO は Large Receive Offload (LRO) システムと同じ技術を実装しますが、より広範囲のトランスポートレイヤープロトコルに適用できます。

9.5. ワイヤレスのサポート

Red Hat Enterprise Linux 6 には、ワイヤレスネットワーキングとそのデバイス用に拡張サポートが含まれています。IEEE 802.11 基準のセットを 使用したワイヤレスローカルエリアネットワーキングのサポートは、802.11n ベースのワイヤレスネットワーキングの追加サポートを付加して 改善がなされています。