10.3. その他のパッケージ変更点

10.3.1. 新しいパッケージ

ここでは Red Hat Enterprise Linux 6 の新しいパッケージについて説明しています。
java-1.8.0-openjdk

重要

OpenJDK 8 はテクノロジープレビューとして Red Hat Enterprise Linux 6.6 で提供されます。テクノロジープレビュー機能に関するサポートについては https://access.redhat.com/site/support/offerings/techpreview/ を参照してください。
Red Hat Enterprise Linux 6.6 では OpenJDK 8 はテクノロジープレビューとして提供しています。OpenJDK 8 は JSR 337 で定義されている Java SE 8 プラットフォーム仕様のオープンソース参照実装です。この新しいバージョンの仕様によりラムダ式と Java プログラミング言語に対するデフォルトのメソッドが追加されています。また、日付と時刻の新しい API も収納され、タイプにアノテーションが行えるよう Java プログラミング言語が拡張されています。
本リリースでは Javadoc 解析がより厳密になっています。つまり、旧バージョンの OpenJDK 用に作成した javadocs の一部はコンパイルできない場合があります。変更に応じた変更を javadocs で修正する前にコンパイルが必要な場合は javadocs 生成を一時的に無効にすると厳密な要件を回避することができます。
また、このリリースから非推奨になるメソッドがいくつかあります。詳細については仕様を確認してください。
libnl3
libnl3 パッケージでは netlink インターフェース用ライブラリーの集合となる libnl のバージョン 3 を提供しています。libnl3libnl と同じような機能を提供していますが、libnl の後方互換性を持たせる代替ではありません。このため、Red Hat Enterprise Linux 6.6 からは libnl3 はオリジナルの libnl パッケージと平行インストールすることができます。
redhat-support-tool
Red Hat サポートツール (redhat-support-tool) を使用するとサブスクライブサービスへのコンソールベースでのアクセスが容易になり、Red Hat のお客様向けコンテンツやサービスへのアクセスポイントを広げました。さらに、ヘルプデスクサービスとサブスクリプションサービスを統合、自動化することもできるようになります。本パッケージの機能には以下のようなものがあります。
  • Red Hat アクセスナレッジベースの記載やソリューションをコンソールを使用して表示できます (man ページの形式)。
  • コンソールを使用してカスタマーサポートケースを表示したり、また作成、変更、コメント入力なども行なうことができます。
  • コンソールを使用し、カスタマーサポートケースや ftp://dropbox.redhat.com/ に添付ファイルを直接アップロードすることができます。
  • プロキシに完全対応します (FTP および HTTP プロキシ)。
  • コンソールを使用して、添付ファイルを一覧表示させカスタマーサポートケースにダウンロードすることができます。
  • クエリー用語、ログメッセージ、その他パラメータなどで Red Hat アクセスナレッジベースを検索し、選択可能な一覧で検索結果を表示させることができます。
  • 分析を行なうため Red Hat アクセス自動問題判別エンジンにログファイル、テキストファイル、その他のソースなどを容易にアップロードすることができます。
  • これ以外にもさまざまなサポート関連のコマンドが用意されています。
ツールの使い方についての詳細は Red Hat カスタマーポータルをご覧ください (https://access.redhat.com/site/articles/445443)。
redhat-support-lib-python
Red Hat のお客様は本ライブラリーを使用してヘルプデスクのソリューションや IT インフラストラクチャーを Red Hat カスタマーポータル提供のサービスと統合することができます。さらに、自動問題判別、診断のため同梱製品への統合にも使用されます。
本パッケージで提供される python ライブラリーは Red Hat カスタマーポータルとのやりとりを簡略化する抽象層になります。必要な許可証明書を与え API のインスタンスを作成し、Red Hat カスタマーポータルとの通信にその API オブジェクトを使用するだけです。
API で対応できる通信の一例として、ログファイルの自動診断サービス、ナレッジベースの検索、サポートケースの作成、サポートケースへのファイルの添付、サポートケースの状態を表示、エンタイトルメントの表示などがあります。
rsyslog7
新しい rsyslog7 パッケージでは rsyslog バージョン 7 を提供しています。旧パッケージの rsyslog では継続してバージョン 5 を提供しています。
Red Hat Enterprise Linux 6.6 から Red Hat は rsyslog7 パッケージのメンテナンスに焦点を置くようになるため、rsyslog パッケージでは安全性に関する重大な問題しか修正されなくなります。これによりバージョン 5 を必要とするレガシーなプロジェクトにも対応しながら、パフォーマンスが改善され体系的なログ機能が導入されたバージョン 7 を提供することができるようになります。