2.3. テキストベースのインストーラ

Red Hat Enterprise Linux 6 のテキストモードのインストールオプションは、以前のバージョンに比べてかなり合理化されています。テキストモードでのインストールでは、以前プロセスの一部であった複雑な手順が省略され、簡単でわかりやすいインストールが行えるようになります。本セクションでは、テキストベースのインストーラを使用する際の動作変更について説明しています。
  • Anaconda は、 ベースとコアのグループからのみ自動的にパッケージを選択します。 インストールプロセスが終了した時点でシステムが正しく動作し、 更新や新しいパッケージのインストール準備が整った状態にするにはこれらのパッケージで十分です。
  • システムのどこにRed Hat Enterprise Linux をインストールすべきかを指定できるよう anaconda によって以前のバージョンからの初期画面がまだ表示されます。ドライブ全体の使用、既存の Linux パーティションの削除、またはドライブ上の空き領域の使用のいずれかを選択できます。ただし、anaconda はパーティションのレイアウトを自動的にセットするため、この基本レイアウトからのパーティションやファイルシステムの追加または削除に関してユーザーに入力は求めなくなります。インストール時にカスタムなレイアウトを必要とする場合は、VNC 接続かキックスタートインストールでグラフィカルなインストールを実行する必要があります。LVM (論理ボリューム管理)、ファイルシステムの暗号化、サイズ変更が可能なファイルシステムなど高度なオプションについてはグラフィカルモードかキックスタートでしか利用できません。グラフィカル (VNC) インストールについは Red Hat Enterprise Linux インストールガイド を参照してください。
  • Anaconda はテキストベースのインストーラで自動的にブートローダの設定を行うようになります。
  • キックスタートを使用したテキストモードのインストールは旧バージョンと同じ方法で実行されます。ただし、パッケージの選択、高度なパーティション設定、ブートローダ設定についてはテキストモードでは自動化されるようになるため、anaconda はこれらの手順で必要とされる情報についてユーザーによる入力を求めることができなくなります。したがって、キックスタートファイルにはパッケージ選択、パーティションの設定、およびブートローダの設定情報を必ず含ませるようにしてください。いずれかの情報が見つからないと anaconda はエラーメッセージを出力して終了することになります。