2.2. グラフィカルなインストーラー

本セクションでは、グラフィカルなインストーラーで変更になっている動作を説明します。

2.2.1. デバイスとディスク

  • /dev/hdX というようなデバイス名の使い方は IDE ドライブ用の i386 と x86_64 のアーキテクチャでは非推奨になり、 /dev/sdX という使い方に変更になります。 この変更は PPC アーキテクチャには適用されません。
  • インストールで Smart Array カードが検出されない場合はインストーラーのプロンプトで linux isa と入力します。これで必要なカードを手作業で選択することができるようになります。
  • 旧式の IDE ドライバーはデバイス毎に最大 63 パーティションまで対応していたのに対し、SCSI デバイスはデバイス毎に 15 パーティションに制限されています。Anaconda は Red Hat Enterprise Linux の他の部分と同じように新しい libata ドライバーを使用しますので、インストール時やアップグレード中に 15 を越えるパーティションは検出できません。15 を越えるパーティションで構成されるシステムをアップグレードしている場合は、ディスクを LVM (論理ボリュームマネージャー) に移行することをお勧めします。
  • カーネルによるストレージデバイスの処理方法が変更されたことで /dev/hdX や /dev/sdX などのデバイス名が旧リリースで使用されていた値と一致しないことがあります。Anaconda はパーティションラベルに依存することでこの問題を解決します。このパーティションラベルがない場合、Anaconda はパーティションにラベル付けが必要なことを警告してきます。LVM (論理ボリューム管理) とデバイスマッパーを使用するシステムの場合には、 通常は再ラベルの必要はありません。
  • LUKS (Linux Unified Key Setup) 使用が同梱され、root ファイルシステムなど、暗号化されたブロックデバイスへのインストールにも対応するようになります。LUKS については Red Hat Enterprise Linux インストールガイド を参照してください。
  • 全ての IDE RAID コントローラーに対応しているとは限りません。dmraid がご使用の RAID コントローラーにまだ対応していない場合は、Linux ソフトウェア RAID を設定して複数のドライブ群を RAID アレイに結合させることが可能です。対応しているコントローラーの場合はコンピュータの BIOS 内で RAID 機能を設定してください。
  • Red Hat Enterprise Linux 6 に収納されている GRUB のバージョンは ext4 に対応するようになるため、 Anaconda では /boot や root のパーティションも含めいずれのパーティションでも ext4 ファイルシステムを使用できるようになります。