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2.2.3. ネットワーク設定

本セクションでは、 ネットワーク設定に関連したグラフィカルインストーラの動作変更について説明します。
  • Anaconda はインストール中のネットワークインターフェースの設定に NetworkManager を使用するようになります。 Anaconda の主要なネットワークインターフェース設定の画面は削除されています。 インストール中に詳細が必要な場合にのみ、 ネットワーク設定の詳細入力がユーザーに求められます。 インストール中に使用した設定は、 後日、 使用できるようシステムに書き込まれます。
  • PXE ブートの時にインストールメディア用に NFS 経由でマウントした .iso ファイルを使用する場合は、 コマンドラインに repo=nfs:server:/path/ を追加します。 install.imgproduct.img ファイルの抽出、 nfs:server:/path/images/ ディレクトリーへの配置も必要になります。 product.img ファイルには他の定義や各種インストールクラスが含まれています。
  • 複数のネットワークインターフェースを持つシステムの中には、 システムの BIOS で認識されている最初のネットワークインターフェースに eth0 を割り当てないものがあります。 これにより、 インストーラーが本来 PXE で使用されていたものと異なるネットワークインターフェースを使用しようとする場合があります。 この動作を変更するには、 pxelinux.cfg/* 設定ファイル内で以下を使用してください。
    IPAPPEND 2 
    APPEND ksdevice=bootif
    この設定オプションで、 システム BIOS と PXE が使用するのと同じネットワークインターフェースをインストーラに使用させるようにします。 以下のオプションを使用することで、 ネットワークスイッチにリンクされていることを検出する最初のネットワークデバイスをインストーラーに使用させるようにします。
    ksdevice=link