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17.2.6. 回避すべき一般的な間違い

ネームサーバー設定時にユーザーが一般的な間違いを回避するためのアドバイス一覧を以下に示します。
セミコロンと弓形括弧の正しい使用
/etc/named.conf ファイル内のセミコロンの欠如や、不一致な弓形括弧は named サービスの開始を阻止してしまいます。
期間を正しく使用する
ゾーンファイル内では、ドメイン名の末尾のピリオドは完全修飾型ドメイン名を示します。省略した場合には、named サービスがゾーンの名前または $ORIGIN の値を追加して、完了します。
ゾーンファイルを編集する時のシリアル番号増加
シリアル番号が増加していない場合、プライマリーネームサーバーは正しくて新しい情報を持ちますが、セカンダリーネームサーバーは決して変更を通知されません。そのため、そのゾーンのデータをリフレッシュする試みをしません。
ファイヤーウォールの設定
ファイヤーウォールが、named サービスから他のネームサーバーへの接続をブロックしている場合は、ファイヤーウォールの設定変更が推奨されます。
固定 UDP ソースポートの使用を回避
DNS セキュリティーの最近の調査によると、DNS クエリーに固定の UDP ソースポートを使用することは、攻撃者がキャッシュポイズリング攻撃をより簡単に実行できるセキュリティー脆弱性があります。これを回避するには、ファイアウォールを、ランダムな UDP ソースポートからのクエリーを許可するように設定します。