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17.2.5. BIND の高度な機能

ほとんどの BIND 実装では、named のみを使用して名前解決サービスを提供したり、特定ドメイン用の権威として機能させます。ただし、BIND バージョン 9 には、よりセキュアで効率的な DNS サービスを可能にする数多くの高度な機能があります。
この機能がサポートされていることの確認
DNSSEC、TSIG、IXFR (増分ゾーン転送) などの高度な機能の使用を試みる前に、特に BIND の古いバージョンや BIND 以外のサーバーを使用している場合は、その特定の機能がネットワーク環境内のすべてのネームサーバーでサポートされていることを確認してください。
上記のすべての機能の詳細は、「インストールされているドキュメント」 に記載されている 『BIND 9 管理者リファレンスマニュアル』 を参照してください。

17.2.5.1. 複数表示

オプションとして、リクエストが発信されたネットワークに応じて異なる情報をクライアントに提供することができます。これは主に、ローカルネットワーク外のクライアントからの機密 DNS エントリーを拒否するために使用されます。一方、ローカルネットワーク内のクライアントからのクエリーを許可します。
複数表示を設定するには、view ステートメントを /etc/named.conf 設定ファイルに追加します。match-clients オプションを使用して IP アドレスまたはネットワーク全体に一致し、特別なオプションおよびゾーンデータを指定します。