Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux
第2章 pcs コマンドラインインターフェース
pcs
コマンドラインインターフェースで corosync
や pacemaker
の制御や設定を行うことができます。
pcs
コマンドの一般的な形式を以下に示します。
pcs [-f file] [-h] [commands]...
2.1. pcs コマンド
pcs
コマンドを以下に示します。
cluster
クラスターオプションおよびノードの設定を行います。pcs cluster
コマンドの詳細については 3章クラスターの作成と管理 を参照してください。resource
クラスターリソースの作成と管理を行います。pcs cluster
コマンドの詳細については 5章クラスターリソースの設定、7章クラスターリソースの管理、8章高度なリソースタイプ などを参照してください。stonith
Pacemaker との使用に備えてフェンスデバイスを設定します。pcs stonith
コマンドについては 4章フェンス機能: STONITH の設定 を参照してください。constraint
リソースの制約を管理します。pcs constraint
コマンドについては 6章リソースの制約 を参照してください。property
Pacemaker のプロパティを設定します。pcs property
コマンドでプロパティを設定する方法については 10章Pacemaker クラスターのプロパティ を参照してください。status
現在のクラスターとリソースの状態を表示します。pcs status
コマンドについては 「状態の表示」 を参照してください。config
ユーザーが読みやすい形式でクラスターの全設定を表示します。pcs config
コマンドについては 「全クラスター設定の表示」 を参照してください。