Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Enterprise Linux
第27章 システムとサブスクリプション管理
subscription-manager で一部のイタリア語のテキストがない
subscription-manager ツールで一部の翻訳が欠けているため、イタリア語で subscription-manager を使用すると、メッセージが英語で表示される場合があります。(BZ#1318404)
ReaR はシステムリカバリー中に grub のみをサポートする●
ReaRは、grubブートローダのみをサポートしています。したがって、ReaRは、異なるブートローダを持つシステムを自動的に回復することはできません。特に、yabootは、PowerPCマシンのReaRではまだサポートされていません。この問題を回避するには、ブートローダを手動で編集してください。 (BZ#1313874)
ReaR が eth0 インターフェースでのみ機能する
ReaR は、eth0 以外のインターフェースを使用した NFS サーバーのマウントをサポートしないレスキューシステムを作成します。このため、バックアップファイルのダウンロードとシステムの復旧ができません。この問題を回避するには、dhclient を再起動して、使用しているインターフェースが eth0 であることを確認します。(BZ#1313417)
ReaR が IBM System z で ISO の作成に失敗する●
ReaRはIBM System zシステムでISOイメージを作成できません。この問題を回避するには、ISOとは異なるタイプのレスキューシステムを使用してください。 (BZ#1309597)
ReaR が 1 つではなく 2 つの ISO イメージを作成する
ReaR では、
OUTPUT_URL
ディレクティブにより レスキューシステムが含まれている ISO イメージの場所を指定することができます。現在、このディレクティブを設定すると、ReaR は、ISO イメージのコピーを 2 つ作成します (指定したディレクトリーに 1 つと /var/lib/rear/output/
のデフォルトディレクトリー 1 つ)。このため、イメージを保管する追加の容量が必要となります。これは、ISO イメージに完全なシステムのバックアップが含まれる場合に特に重要となります (BACKUP=NETFS
と BACKUP_URL=iso:///backup/
の設定を使用)。
この動作による問題を回避するには、ReaR の作業が終了したら追加の ISO イメージを削除するか、イメージをデフォルトのディレクトリーに作成してから希望の場所に手動で移動することにより一定期間にストレージが 2 倍消費されるのを防ぎます。
この動作を変更して、ReaR が ISO イメージのコピーを 1 つだけ作成するようにする機能拡張がリクエストされています。(BZ#1320551)