7.3. クラスターに関する注記

各アプリケーションサーバーのインスタンスは、コーディネートしたトランザクションのリカバリを担当します。通常、データベース1つで複数のアプリケーションサーバーに対応するため、複数のコーディネータからのトランザクションに参加します。リカバリ時は、JBoss Transaction Service は、疑いのあるトランザクションでリカバリできる可能性のあるものの一覧を各アプリケーションサーバーからリクエストします。データベースは、指定のインスタンスによりコーディネートされていないものも含め、疑いのあるトランザクションをすべて返します。各ノードのトランザクションを効果的に区別するには、共通のデータベースを共有するアプリケーションサーバーのインスタンスごとに固有のノードid を設定しなければなりません。これは以下のプロパティに対して固有の値を設定することで行います。
<property name="com.arjuna.ats.arjuna.xa.nodeIdentifier" value="1"/>
また、リカバリが必要なノードを指定する要素も必要です。これは上で設定した nodeIdentifier に一致する必要があります。
<property name="com.arjuna.ats.jta.xaRecoveryNode" value="1"/>